地域アカデミーin立子山2025



「地域アカデミーin立子山2025」が令和7
年6月7・8日、立子山自然の家で開催されました。
昨年に引き続いての開催で、2回目となります。

今回の事業はNPO法人地域のみんなのチカラの主催、立子山自然の家と朝河貫一博士顕彰協会の共催。

そして福島学院大学マネジメント学部 茨木ゼミ、並びに福島大学人間発達文化学類 高橋ゼミとのコラボレーションにより、学生と地元小中学生、地域との交流が今年も実現しました。

両大学の学生15名と、渡利中生徒と立子山小児童、NPO会員並びに地域の方々など約80名が参加しました。

【第1部】地元小中学生によるプレゼンテーション

第1部では、朝河貫一博士の後輩である地元小中学生(渡利中1年寺島咲絵さんと、立子山小6年湯野川真琴さん、髙橋寛晃さんの3名)が、「立子山の魅力発信と地域課題解決策の提案」と題してプレゼンテーションしました。

少子高齢化が進む地域にあって、「移住者ウェルカム計画」と「立子山を知ってもらおう作戦」を提案。
キーワードとして「ないものねだりではなく、あるもの探し!」を掲げ、立子山地区の宝や誇りである「朝河貫一博士」「立子山の太鼓」「凍み豆腐」を広くPRして、交流人口の拡大を図ろうとする内容でした。

計画を実行するため、自分たちや地域が実践に移したかずかずの事柄も紹介しました。

続いて、大学生のお兄さん、お姉さん、ご来場の皆さんに対し、立子山小児童と渡利中生徒が見事な「朝河太鼓」を披露し、躍動感あふれる太鼓に会場は熱気に包まれました。


第1部の締めくくりに、ご来賓の方々を代表して、福島市教育委員会の佐藤秀美教育長さんよりご講評をいただき、生徒と児童のプレゼンテーションについて、その提案内容と実際に地域の方々と一緒に実践していることを讃えていただき、朝河太鼓についてもその躍動感や力強さを称賛いただきました。
お忙しい中を駆けつけて下さり子どもたちの発表をご覧いただきました佐藤教育長さん、渡利中・星校長先生、立子山小・氏家校長先生らご来賓の皆様、本当にありがとうございました。

【第2部】平和記念講演
「戦後80年 平和提唱者 朝河貫一博士に学ぶ」

第2部は、NPO法人地域のみんなの力の、斎藤紘一理事長の主催者挨拶に引き続き、朝河貫一博士顕彰協会の安藤智重 副代表理事により平和記念講演が行われました。

「戦後80年 平和提唱者 朝河貫一博士に学ぶ」と題し、世界平和のために尽力した朝河貫一博士の半生とその功績、世界よりいかに高く評価されていたかなどについて詳しく解説いただきました。

第1部でプレゼンテーションを行った児童生徒が、安藤副代表理事が書かれ出版した伝記本「マンガで見る朝河貫一」をもとに編集した「朝河貫一新聞」も資料として配付され、講演内容とリンクしながら解説が進みました。
福島学院大学、福島大学の学生や地区内外から出席した方々は、熱心に聴き入っていました。


【第3部】セルフコーディネート・レクリエーション

第3部は、福島学院大学と福島大学の学生が相互の交流を図るため、それぞれが持ち寄った手作りのレクリエーションが実施されました。
会場は若者の歓声と笑いに包まれました。

レクリエーションの間、厨房で調理を行っていた、渡利中1年の寺島咲絵さんと、地区ヘルスメイト(食生活改善推進員)として普段より児童らの指導に当たっている、香野順子さんの二人により、立子山名産・凍み豆腐をおいしく調理した「凍み豆腐カツ」が学生さんたちに振舞われました。
手作りで熱々の凍み豆腐カツに、学生たちは口々に「このような食べ方があるのか」と感心し、「美味しい」を連発しながら立子山のふるさとの味に親しみました。

【第4部】バーベキュー交流会
~立子山の自然と惑星アサカワのもとで~

第4部では自然の家の園庭でのバーベキュー交流会が開かれました。

立子山の豊かな自然と澄みわたる青空、世界の平和を見守っている「惑星アサカワ」のもと、学生たちは地域の方との交流を楽しみました。


(地域アカデミーin立子山2025・2日目へつづきます)

 



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