平和への願いを次の世代へつなぐ
朝河貫一博士生誕150年を記念した「平和祈念コンサート」が、10月21日に立子山の(旧)立子山中体育館で開催されました。
世界的歴史学者朝河貫一博士は歴史研究を進めながら、戦前の日本の国際協調を目指した活動に取り組んでいました。
世界平和への想いを現代に生きる我々が引継ぎ、後世に伝えるため、立子山地区ふくしま共創のまちづくり計画推進懇談会の主催、NPO法人地域のみんなのチカラ等の後援によりこのコンサートを開催。
ブラスター・アカデミー・フクシマの皆さんによる見事な演奏!
福島大の学生さんを中心にした楽団「ブラスター・アカデミー・フクシマ」が出演し、ディズニーメドレーなどを熱演。
会場に訪れた大勢のお客さまを魅了しました。


『報恩之辞』を展示
コンサート会場には、「報恩之辞」のレプリカを展示。
昨年のこの時期に忠実に再現された「報恩之辞」は幅21センチ、長さが15メートルの巻物です。
正澄先生への感謝の序文に続き、記念品を贈るために寄付を寄せた当時の住民853名の氏名が記されています。
来場者はその圧巻のスケールに改めて感銘を受けた様子でした。
そして朝河正澄先生が立子山の村民にいかに慕われ、感謝の想いが深かったかを感じ取っていました。
今回のコンサートは、主催者と共に私どもNPOが企画から準備、運営に当たりました。
朝河博士が希求した平和への願いを子どもたちと後世に継承し、次の世代が平和な世界、より良い日本を創るための礎としていきたいと思います。